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【1day】「高島なゆみのエネルギーの世界 第一回」を終えて

2015年3月4日 - 特別講座 講座ブログ

「気とは、だけで2時間引っ張るんですか」講師仲間の亮が言う。
36名のご参加と聞いてビビっている私に、平気で追い打ちをかける。
こういうところが、仲間のありがたさを全く実感できない所以だ。
いつもの私なら「本当にあなた達ってやんなっちゃう」と小言の100くらい
言うところだが、今回はそんなことしている場合ではない。
「そうかな~、やっぱり無謀かな~。ま、1時間半くらいで終わっちゃったら、
ごめんちゃ、って感じではダメかな~。」
協会の4講師の中で、飛び切り真面目な亮は、
「やっぱこの人信じられない。ごめんちゃなんかで済まされるわけないだろ!」
という顔で私を一瞥しながらも、難を避けるために、意味なくニコニコしてくれる。
「やだ、このニコニコ」、さらに私を不安にさせる。
頭の中でポイントを復習する。
そしてポイント3つだけなんだよね~と、再確認すると、簡単すぎるかもと迷う。
気=エネルギーとは物質である。
気とは、基本的には上下左右の動きを持っている
気とは先天の気と後天の気がある。
この、東洋医学的な気とはの理解を中心に、肉体の外のエネルギー空間に
ついても落とし込むということをやるだけなんだ。
普通に説明すると10分を要さない内容だから、あとは参加者の理解力に
全てがかかっていて、最悪そして最良の事態は、説明は10分で全て終わり、
その後簡単なワーク、オイルを使ったワークで1時間もあれば、終了して
しまう内容なのだ。
そもそも最初の計画では、2回目で予定している「気滞」も1回目に入れる
つもりだったが、やはり講師仲間の有が、
「このワーク、エネルギーが誰でもわかる、誰でもできる基本の
エネルギー講座だから。」と言った時に、「多分高島さんが最も学べない人だと
僕は思いますよ。高島さんの、誰でも分かる、誰でもできるで、できるように
なった人、いますか?」と、私の中のやる気スイッチを、木端微塵に破壊して
くれた。
しかしよくよく思い返してみると、有の懲りないお馬鹿さん的発言は、確かに
的を得ているところもあり、「のんびり、ゆっくり、牛歩のごとく丁寧に、
わかりやすく」をモットーに、この講座はやっていこうと思い直し、テーマは
一回のワークショップに一つと決め、「気とは」に絞り込んだ。
亮と有は兄弟で私を揺さぶる作戦に出たに違いない。
なんて奴らだ。
しかし今回ばかりは、逆襲方法を練っている暇はない。
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2時間は、アッという間に過ぎてしまった。
全体的な皆様の流れが非常に良く、質問が的確で、その質問に答える形で
次のポイントを説明するという、ワークショップとしては、大変いい形の
展開ができた。
ただ、予定していた内容の半分は、時間がなくて次回に持ち越しになった。
「スピリチュアルアロマ」の講座も内包していたのに、アロマの一文字も
出せずに、エネルギーの説明に時間を費やすことになってしまい、オイル
を目当てに来てくださった方々には、申し訳ない結果になってしまた。
言い訳のように聞こえることを覚悟で言わせて頂ければ、
「スピリチュアルアロマ」の「スピリチュアル」という部分を理解する
という観点では、オイルが作り出すエネルギーという物の根本的理解が
不可欠だし、そのエネルギーという物質があってこそ初めて
オイルという物は、効能を発揮するので、その根本的な働きの理解を
深めるという点では、お役に立てたのではないかな~と推測する。
エネルギーやスピリチュアルという世界は、なんだか全くわけがわからず、
ただぼんやりと感じて、不確かな物を、ある一定の自称能力がある人が、
まるで確かな物のように言っている、ちょっとインチキ臭い、ちょっと危うい
人たちの世界と思っている人たちもいらっしゃるだろうが、その情報世界を
理解すると、それは私たちが感じている
「物質、そして物質こそがリアリティーだ。」
という感覚と、まったく変わりなく存在するものであり、そして、
「目に見える物しか信じないもんね~」
と豪語しているような方々も、実はものすごく深く目に見えない物と関わり、
それを当然のように利用し、自身の人生を創造しているのだと、気付いて
いただけると思う。
反対に「私はそういう目に見えない世界を信じていて~。」とおっしゃる
人たちには、それは信じるとか信じないとかではなく、ただ存在し、
私たちはそのエネルギーの影響を常に受けているというだけのこと
なんだけれどな~ということを、理解していただけたらと思っている。
ワークショップの後に集めたアンケートを読んだ。
「抽象的でわかりずらい部分があった。」
「エネルギーの話なのか情報の話なのかわからなかった。冷蔵庫の話も全然
分からなかった。」
という物もあれば、
「ものすごくわかりやすくて、今まで学んだできたことの情報が繋がった。」
という物もあった。
総じてみると、今回のワークショップは、エナジェやワーカーなどの講座を
受けてくださっている方々には、空いていた穴が埋まったように理解が
深まった、と言ってくださる方が多かったが、協会主催のワークは
今回初めてであるような方々には、「????」という部分が多々
あったようだ。
今回のワークショップの目的の一つ、今まで一緒に学んできた方々が、
ぶつ切りに置いている情報を、整理して繋げることにより、理解の背中をもう
ひと押し、という部分ではおおむね目的を果たせたようだが、「初めての方にも
わかりやすく」の部分では、課題を残した形になった。
ただ今回の内容は、全7回を予定している講座の最も大枠、家でいえば、
枠組みをちょっとお見せした、という感じなので、
「なんか、枠組みだけ見せられても、どんな家なのか、この四角いスペースが
なんなのか、わからないな~。」
となってしまっていても仕方がない部分は多々あるのだと思う。
冷蔵庫の話の詳しいことは、また後で、という感じなのだから。
「第2回目までは、1回目がどんなに不評でも、とりあえず予定しておきましょう。
その先は立ち消えになってしまっても、それはそれで」
と事務局と相談し、2回目は4月26日を予定していた。
幸いお帰りの際に、2回目のお申し込みをくださった方もいて、2回目の開催は
決定している。
2回目のテーマは、1回目に引き続き「気とは」の残りの部分と、「気滞」
についてやろうと思っている。
すでに2回目は出れないのだがどうしたらいいか、という問い合わせも頂いて
いるが、基本的には、すこしづつ復習をしながら、1回1回完結する
ワークショップとして作っているので、出れない回の心配をしないで、また
ご都合のつく時に、もしこのワークショップが継続していたら、参加して
いただければありがたい。
「随分自己主張の強いタイトルですね~。」
講師3人にチクチク言われる講座だが、今まで思考錯誤しながら、なるべく理解
していただける講座をと思ってやってきた、その一つの集大成として、
私が見ているエネルギーの世界を講座という形で落とし込むことによって、
私自身も漠然と理解しているようなところを、言語がするという形で、
再確認したいと思っている。
自分の名前を冠に付けたのは、自己主張ではなく、あくまでも私が見ている
エネルギーの世界であって、それが正解、正論ということではなく、
受講してくださる方々自身のエネルギーの捉え方に違う側面の物の見方
として、情報を増やしていただけたらという思いからだ。
私のエネルギーの世界に興味を持ち、そして私自身が再認識するという作業の
最大の協力者として、ご参加くださった方がたには、深く感謝している。
また、ワークショップの最中、温かく優しく「頑張って~。」と受講者席から
多大なサポートをくださった長年の友人であり、共に学び合うエネルギー
ワーカーの仲間たちには、心からお礼を言わせて頂きたい。
いつもながら、たくさんの温かな思いを講座中ずっといただいた。
今回のワークショップでは、自身の至らなさもかなり露呈してしまったが、
それを課題として、第二回目に向けて情報を整理するつもりだ。

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