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高島なゆみのエネルギーの世界 第1回を終えて

2015年7月1日 - 特別講座 講座ブログ

「気とは、だけで2時間引っ張るんですか」講師仲間の亮が言う。

36名のご参加と聞いてビビっている私に、平気で追い打ちをかける。
こういうところが、仲間のありがたさを全く実感できない所以だ。

いつもの私なら「本当にあなた達ってやんなっちゃう」と小言の100くらい言うところだが、
今回はそんなことしている場合ではない。

「そうかな~、やっぱり無謀かな~。ま、1時間半くらいで終わっちゃったら、ごめんちゃ、って感じではダメかな~。」

協会の4講師の中で、飛び切り真面目な亮は、
「やっぱこの人信じられない。ごめんちゃなんかで済まされるわけないだろ!」
という顔で私を一瞥しながらも、難を避けるために、意味なくニコニコしてくれる。

「やだ、このニコニコ」、さらに私を不安にさせる。

頭の中でポイントを復習する。

そしてポイント3つだけなんだよね~と、再確認すると、簡単すぎるかもと迷う。

気=エネルギーとは物質である。

気とは、基本的には上下左右の動きを持っている

気とは先天の気と後天の気がある。

この、東洋医学的な気とはの理解を中心に、肉体の外のエネルギー空間についても落とし込むということをやるだけなんだ。

普通に説明すると10分を要さない内容だから、あとは参加者の理解力に全てがかかっていて、
最悪そして最良の事態は、説明は10分で全て終わり、
その後簡単なワーク、オイルを使ったワークで1時間もあれば、終了してしまう内容なのだ。

そもそも最初の計画では、2回目で予定している「気滞」も1回目に入れるつもりだったが、
やはり講師仲間の有が、
「このワーク、エネルギーが誰でもわかる、誰でもできる基本のエネルギー講座だから。」と言った時に、
「多分高島さんが最も学べない人だと僕は思いますよ。高島さんの、誰でも分かる、誰でもできるで、できるようになった人、いますか?」と、
私の中のやる気スイッチを、木端微塵に破壊してくれた。

しかしよくよく思い返してみると、有の懲りないお馬鹿さん的発言は、確かに的を得ているところもあり、
「のんびり、ゆっくり、牛歩のごとく丁寧に、わかりやすく」をモットーに、
この講座はやっていこうと思い直し、テーマは一回のワークショップに一つと決め、「気とは」に絞り込んだ。

亮と有は兄弟で私を揺さぶる作戦に出たに違いない。

なんて奴らだ。

しかし今回ばかりは、逆襲方法を練っている暇はない。

2時間は、アッという間に過ぎてしまった。

全体的な皆様の流れが非常に良く、質問が的確で、その質問に答える形で次のポイントを説明するという、
ワークショップとしては、大変いい形の展開ができた。

ただ、予定していた内容の半分は、時間がなくて次回に持ち越しになった。

「スピリチュアルアロマ」の講座も内包していたのに、アロマの一文字も出せずに、
エネルギーの説明に時間を費やすことになってしまい、オイルを目当てに来てくださった方々には、申し訳ない結果になってしまた。

言い訳のように聞こえることを覚悟で言わせて頂ければ、
「スピリチュアルアロマ」の「スピリチュアル」という部分を理解するという観点では、
オイルが作り出すエネルギーという物の根本的理解が不可欠だし、
そのエネルギーという物質があってこそ初めてオイルという物は、効能を発揮するので、
その根本的な働きの理解を深めるという点では、お役に立てたのではないかな~と推測する。

エネルギーやスピリチュアルという世界は、なんだか全くわけがわからず、
ただぼんやりと感じて、不確かな物を、ある一定の自称能力がある人が、
まるで確かな物のように言っている、ちょっとインチキ臭い、ちょっと危うい人たちの世界と思っている人たちもいらっしゃるだろうが、
その情報世界を理解すると、それは私たちが感じている
「物質、そして物質こそがリアリティーだ。」という感覚と、
まったく変わりなく存在するものであり、そして、「目に見える物しか信じないもんね~」
と豪語しているような方々も、
実はものすごく深く目に見えない物と関わり、それを当然のように利用し、自身の人生を創造しているのだと、
気付いていただけると思う。

反対に「私はそういう目に見えない世界を信じていて~。」とおっしゃる人たちには、
それは信じるとか信じないとかではなく、ただ存在し、
私たちはそのエネルギーの影響を常に受けているというだけのこと
なんだけれどな~ということを、理解していただけたらと思っている。

ワークショップの後に集めたアンケートを読んだ。

「抽象的でわかりずらい部分があった。」
「エネルギーの話なのか情報の話なのかわからなかった。冷蔵庫の話も全然分からなかった。」
という物もあれば、
「ものすごくわかりやすくて、今まで学んだできたことの情報が繋がった。」
という物もあった。

総じてみると、今回のワークショップは、エナジェやワーカーなどの講座を受けてくださっている方々には、
空いていた穴が埋まったように理解が深まった、と言ってくださる方が多かったが、
協会主催のワークは今回初めてであるような方々には、「????」という部分が多々あったようだ。

今回のワークショップの目的の一つ、今まで一緒に学んできた方々が、
ぶつ切りに置いている情報を、整理して繋げることにより、
理解の背中をもうひと押し、という部分ではおおむね目的を果たせたようだが、
「初めての方にもわかりやすく」の部分では、課題を残した形になった。

ただ今回の内容は、全7回を予定している講座の最も大枠、家でいえば、枠組みをちょっとお見せした、という感じなので、
「なんか、枠組みだけ見せられても、どんな家なのか、この四角いスペースがなんなのか、わからないな~。」
となってしまっていても仕方がない部分は多々あるのだと思う。

冷蔵庫の話の詳しいことは、また後で、という感じなのだから。

「第2回目までは、1回目がどんなに不評でも、とりあえず予定しておきましょう。
その先は立ち消えになってしまっても、それはそれで」
と事務局と相談し、2回目は4月26日を予定していた。

幸いお帰りの際に、2回目のお申し込みをくださった方もいて、2回目の開催は決定している。

2回目のテーマは、1回目に引き続き「気とは」の残りの部分と、「気滞」についてやろうと思っている。

すでに2回目は出れないのだがどうしたらいいか、という問い合わせも頂いているが、
基本的には、すこしづつ復習をしながら、1回1回完結するワークショップとして作っているので、
出れない回の心配をしないで、またご都合のつく時に、もしこのワークショップが継続していたら、参加していただければありがたい。

「随分自己主張の強いタイトルですね~。」
講師3人にチクチク言われる講座だが、今まで思考錯誤しながら、
なるべく理解していただける講座をと思ってやってきた、その一つの集大成として、
私が見ているエネルギーの世界を講座という形で落とし込むことによって、
私自身も漠然と理解しているようなところを、言語がするという形で、
再確認したいと思っている。

自分の名前を冠に付けたのは、自己主張ではなく、あくまでも私が見ているエネルギーの世界であって、
それが正解、正論ということではなく、
受講してくださる方々自身のエネルギーの捉え方に違う側面の物の見方として、情報を増やしていただけたらという思いからだ。

私のエネルギーの世界に興味を持ち、そして私自身が再認識するという作業の最大の協力者として、
ご参加くださった方がたには、深く感謝している。

また、ワークショップの最中、温かく優しく「頑張って~。」と受講者席から多大なサポートをくださった長年の友人であり、
共に学び合うエネルギーワーカーの仲間たちには、心からお礼を言わせて頂きたい。

いつもながら、たくさんの温かな思いを講座中ずっといただいた。

今回のワークショップでは、自身の至らなさもかなり露呈してしまったが、
それを課題として、第二回目に向けて情報を整理するつもりだ。