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「高島なゆみのエネルギーの世界 第5回 バランス」を終えて

2015年10月21日 - 特別講座 講座ブログ

ワークショプを終えた後、気分が沈み込むような時がある。
伝えようと思ったことがうまく伝えられなかったと感じる時、
構想が独りよがりで、思った方向に理解が進まなかったと感じた時、
クラスの空気感に光が増さなかった時、
等々終了後に心が重くなり、その重さの実態を思考で整理するのに、
半日くらいの時間を有することもある。
今回は、生きている限り常に課題として持ち続けている「バランス」
についての講座だったので、最初から、かなりの覚悟はしていた。
全ての生物が持っているこの感覚を、言葉や理論に落とし込み、理解を深め、
それを日常の中でいかに生かしていくか、
というシンプルな、でも壮大な、そしてこの感覚が優れれば優れるほど、
人生をシンプルに豊かに生きることができるに違いない
という課題を、私がどのように捉え、どのように利用し、どのように扱っているか、
ということを、わかりやすくシェアするのは、とっても難しい~~~~、と感じていた。
講座を終えた自分は、かなりのご機嫌だった。
一言で言えば、私にとってとても楽しい講座だった。
出された質問も、かなり質がいい質問だったし、
講座を進行しながら、次回の講座の構想が浮かぶほど、
ポイントが絞れた講座だったと思う。

理論で理解しても、それを実践にどういう形で生かしていくかは、
個人個人がやっていくしかないのだが、少なくても理論で理解していれば、
そして今、自分のバランスはどういう感じなんだろうと、自身を鑑みる習慣が身につけば、
自ずと「バランス」をうまく使えるようになる。
特に自分のバランスが崩れていると感じた時、
どういう形で崩れているのかを、一歩踏み込んで見ようとする意志、
そして、その状態にあったバランスの取り方を自分の中で作り出せれば、
人生につきものの悩みの解決は、迷路続きにはならないと思う。
人の健康や心の安定をサポートするような仕事をなさっている方々を初め、
ちょっとした友人や家族からの相談事なども、
相手が今どういうバランス状態なのかを洞察する力と、
そのバランス状態をどういう方向に変化させることが相手にとって状態の改善につながるのか、
ということを見極める力を養うことは、絶対に必要なことだ。
日々、たくさんの人と関わり、色々な相談事などを聞いていると、
問題を抱えやすい人特有のバランスの偏りがあるし、
問題を解決できない人特有のバランス感覚がある。
体の痛みも、心の傷も、バランス感覚が優れている人は、
ちょっとしたアドバイスで状態を立て直すし、バランス感覚が悪いと、
そのアドバイス一つ一つにつっかっかり、アドバイスに対しての自己防衛に走り、
さらに悪い状態になったりする。
今回の課題バランスは、全てであり、難解だ。
日常良く使われる「バランス」という言葉を、どのように捉えているか?
と改めて聞かれると、多くの人が口ごもる。
しかし、「バランス」を自分がどういう概念で理解しているか?
という意識が脆弱では、バランスを取るということがうまくできない。
今回のワークショップは、
まずバランスがいい、悪いってどういうこと?という所から、
・自分がどういうバランス感覚で日々を過ごしているか?
・自分がバランスがいいという状態は、必ずしも他者には当てはまらない。
・自分が自分の人生を謳歌するためには、「バランス」を制することが必要。
・バランスという観点抜きにして、他者のサポートはできない。
などを理解する、ということに取り組んだ。

あらゆるバランスの要素を、「陰陽」という究極の2極に分けて、
自身のバランスを顧みるなどの簡単なワークを挟みながら、
バランスを色々な角度から捉えるということを試みた。
次回も続けてこの課題に取り組むが、
・自身の内省から自分のバランス感覚を探る
・バランスが崩れているとはどういうこと?を具体的に理解する
・バランスが崩れている時にどういうサポートができる?を考える
・バランスを取るための制限領域を、意図する
・今の自身が作り出す意図に合わせたオイルをバランスよくブレンドする
ということをやって行こうと思っている。
『バランスを制する者は全てを制する』
と言っても過言ではないくらい大切な課題。
皆さんとしっかり向き合い語り合いながら、この世界観を共有できたらと思っている。

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