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エネルギーワーカー養成講座アドバンス 第5回を終えて

2016年11月16日 - エネルギーワーク 最新情報 講座ブログ

2名の正受講生の方々、オブザーバーとしてご協力してくださったみなさま、ありがとうございました。

 

第5回の担当講師として、一番意識したことは、ずっと受講してきた講座の締めくくりとして、一つでいいから「これを理解した」「これは使える」という感覚を受講してくださった方々に持っていただきたい、ということでした。

 

そのために、今までの担当講師へのヒアリング、受講生へのヒアリングを試みましたが、全く要領得ず。これは結構やばいかも~と思いながら、ボトムの必要情報をまとめてテキストを作る、というところから取り組みました。

 

何をするにも、常に自分の意識の中に保ち続けておかなければならない情報は、「何のために」「どちらに向かって」「今の自分」の3点だと私は思っています。

 

自分の大切な時間と、金銭を使いながら自分が得ようとしている事の目的や、変化過程のベクトル、そして今の自分がどの時点にいるか、ということを常に意識づけておくことが、何かを習得したり、迷った時に決断したり、成長の過程を自分が評価したりするために絶対的に必要な条件だと認識しています。

 

何かを伝える、何かをサポートする、何かを教える、というポジションに自分が立った時には、常にその部分を刺激しながら、認識をかけながら伝えていくということが、必要だと思います。

 

今回アドバンスを終えられたお二人は、それぞれ全く違う個性を十分に発揮して、情報領域を扱っていました。

 

非常に荒削りで、多分扱っているご本人たちも、自分の情報領域の個性や得質、変化させる必要がある強いパターンや、不必要な情報、育てなければいけない資質と、下手をすると悪癖になりそうな思い込みなどには、ほとんど気づいていないと思います。

 

先ほど述べた3点を私なりに洞察しながら、お二人に伝えるということを試みましたが、あまりにも時間が少なく、伝え方がかなり乱暴な形になってしまったのではないかと、反省しています。

 

今回の講座を通して、まず理解していただきたいのは、気を動かすというのは、どういう事かということの一般的な意味です。

 

そしてそこから、体の状態を整えると精神の状態も整うという事は、どういうことか、ということを、五行学説という中医学の一つの概念を通して理解するということです。今回のアドバンス講座で扱った領域は、この二つを抑えておけば十分に対応できる領域です。

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問診なども、漠然と状態を聞くというより、この二つの領域に合わせて情報を読み取り、ただ自分がこう感じたというだけではなく、実際に起こっている現象、もしくは相手が自身をどう感じているかという相互の情報のやり取りで、より正確に理解していくことによって、自身の感覚の正確性を確認するということは、欠かせないことです。

 

情報領域を調整するということに、まだ踏み込んでいらっしゃらないオブザーバーの方々も、問診に使える簡単なポイントなどは、自分や周りの方々の健康チェックにも十分使える情報です。

 

次にこれは全員に大切なことですが、センタリングをきちんとすることです。これは基本的に定められた場所にセンタリングができるよう訓練する必要があります。

 

講座の最初にやりましたが、常に自身の最も高いポイントに無理をしてでもセンタリングをする訓練をすることによって、自然と自分の扱える情報領域は変化していきます。

 

石並べで実感していただけたと思いますが、普段の自分の状態、自分で自分が安定する場所に自分の意識をくつろがせた状態、センタリングを意識して行った状態では、全く自分の状態が変化します。

 

定められた場所にセンタリングをするということは、自分の情報領域を自分の意志で自由に扱えるようになる第一歩ですので、是非練習を続けて頂けたらと思います。

 

多くの方々が、練習してできているかできていないかわからない、という不安を口にしますが、まずやることが大切です。やっているうちに、できている、できていないという区別がつくようになります。できていないながらも、これはできている方に近づいている、みたいな感覚ですかね。

 

講座の中で、「私はまだまだこれができていない。」ということを仰った方がいらっしゃいましたが、その方は、随分と努力をなさっていると思いました。自分ができている、できていないと判断ができる状態になるのは、大変なことです。

 

10000回の「できていない」の中で、あれ、もしかしてこういう感覚なの、できているって、という掴みがやってきます。センタリングというたった一つのテクニックでも、それができるということは、違う世界を観られるということです。

 

センタリングがきちんとできるようになると、たくさんのメリットがありますが、最も大きなメリットは、あらゆる主観の領域から、自分が一歩離れられるということです。講座の途中でも問題になりましたが、常に主役が自分であるという意識から解放されるということです。

 

「私が思うに、私が感じるに、私だったら」という私から、主役の座を相手に譲ることができるほど相手の状態を理解できるようになると言った方がいいかもしれません。

 

相手の状態を語る時でも主役を自分に置き換える作業は大変なことです。しかも労多く報われることはほとんどありません。何故なら主観で情報を理解すると、主観で情報を変化させるしか方法がないからです。そしてそれは大抵の場合、大きなお世話的情報整理の仕方になります。

 

たかがセンタリング、されどセンタリングです。是非是非、日々ほんの少しのチャレンジをしてください。

 

エネルギーワーカー養成講座の10回という講座は、確かに時間的制限があまりにもあり、伝えられることが限られてしまうことは否めないと思います。10回目の総復習という大役を担っているにも関わらず、伝えられないことの多さに、私自身が不完全燃焼症候群になってしまいそうでした。

 

今回修了されたお二人の美点、個性、溢れるエネルギーを、もっともっと生かせる状態に花開かせてあげたいと、深く感じた3時間でした。

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来年予定しているセルフヒーリング講座の延長で開催するエネルギーワーク講座の草案を作るにあたって、私にとっては大変有意義でもあり、反省点もあり過ぎる講座でしたが、修了されたお二人には、是非来年の講座にも再受講としてご参加いただきたいと思います。

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