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代表メッセージ



いつのまにか、色々な方々の相談を受けるようになってしまった。
そこで気づいたのは、相談者の方々は、問題を解決するための発想力が乏しいということだ。

第3者的に話を聞くと、「なんでそう思ったの?」「あなたはどうなの?相手のことをちゃんと理解しているの?」「なんで人生に目的を持たなければいけないと思うの?」などという、とてもシンプルな問いに口ごもる。

問題だと認識するには認識するだけの理由があり、その理由が理解できなければ、その場しのぎはできても根本的な解決はできない。

多くの人は問題を抱えると、その問題を根本的に解決することが、もっと言うと、解決するために自分を見つめ、自分なりに自分の方法で解決の道を探し出すことが、自分の成長を促し、自分への理解を深め、受容度を広げることに繋がっていくのだ、という認識を持たずに、問題を抱えている自分がつらいので、なんとかそこから脱したいと思うらしい。

自分が抱える問題は、自分の中に解決の道がある。

他者はアドバイスはできても、その道に踏み込み、そこから解決の秘薬を取り出し、口に含ませてあげることはできない。

生まれでて、意識が未発達の状態で、生命を維持していくために持っている本能的「恐怖」の感情は、たくさんのことを経験し、理解し、スキルを学び、人生の理解を深めていくうちに主役の座を降り、「喜び」に座を明け渡していく。

要するに「何かをする。」という原動力が、「恐怖」から「喜び」に変容していくということだ。
この移行がうまくできないと、感情的不快の状態に対して、パニック的症状を起こしやすいように思える。 要するに「なんでもいいから、この状態をどうにかしてください!辛いんです!」ということだ。

この移行をうまく行うためには、精神的成長、受容性の広がり、概念の多様的理解が欠かせない。
それを促すためには、自分が直面した問題に対して、自分が自分で向き合い、自分にとって良いと思える解決策を、自分で導き出すということをやらなければならない。そしてさらに言うならば、その結果に自分が100%の責任を負い、その結果から逃げない強さをもたなければならない。なかなか答えが見つからずに悩むことを恐れない勇気を持たなければならない。

私が協会を作り、ワークショップを始めたのは、そのとてもシンプルなことを、シンプルに理解し取り組めば、人生をもっと建設的に、楽しく、能動的に生きていけるということを、そのとっても簡単な秘訣をたくさんの人と共有したいと願ったからだ。

自分の中をしっかり見つめれば、自分にとって必要な情報が全て自分の中にあり、自分の意識を広げれば広げるほど、自分という認識は広がり情報量は増えていく。

分からないものは恐ろしい。
分かってしまえば恐怖は半減する。
自分がわからなければ人生は恐怖に彩られる。
自分を知ればその恐怖は半減する。

その「自分」という認識が、意識の広がりと同じように広がっていけば、恐怖はどんどん半減する。そして生きる喜びに溢れてくる。

その方法を、チャンスを、秘訣をこの協会に集う仲間たちと、部活のように楽しみながら、共に成長し人生の喜びを分かち合える場を提供できたらと願っている。