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タロットアドバンス講座を終えて

2015年10月9日 - スピリチュアルタロット 講座ブログ

久しぶりのタロットのアドバンス講座。
この講座は、基礎を終了した方々が集って、基礎で培った知識を、実際色々な形で
カードを読みながら活用することが目的の応用講座だ。
今回の課題は、カードのフルフォーメーションとサポートカードの違いを理解して、
それを読み解くだった。

それをメインテーマにしながら、それぞれのカードの持っている意味を深く洞察する機会や、
読み手によって取る情報が違う、などのことを、実際経験しながら
落とし込んでもらいたいと思っていた。
テーマは「今後の仕事」。
この一つのテーマをみんな同じカードを広げて読み合った。
基礎講座の時からずっと大きな課題になっているが、カードの意味から逸脱した
自分の願望や想像を、読み手が勝手に付け加えるのは、決していいことではない。
特に練習中は、なるべくカードの意図をしっかり理解して、
余分な解釈をつけないという訓練をする必要がある。
カードを引くということは、カードを通して自身が感じられない、
理解できない、わかっていてもわかりたくない、そういう情報を、目の前に見るということだ。
その現れた情報を、自分の願望や、自分の意図にそうように湾曲させる
ということをやっていると、カードを引くということ自体が無意味だし、
目の前の現実を受け止めるということができない。
フルフォーメーションを読み解くのは、ちょっとテクニックがいるかもしれないが、
そんなに難しいことではないと、高を括っていたら、そういう訳にはいかなかった。
基礎講座でやったことが、あまり身になっていないというか、
自身の思い込みが激しいというか、カードの意味をシンプルに理解し、
課題に当てはめて表現する、という最初のところで、
階段から落ちるくらいこけまくった。
私自身がちょっととまどってしまうような、状態だった。
そうなってしまう原因の一つは、もちろん理解力の不足であり、それは私の落ち度でもある。
基礎講座で伝える情報は、混乱しようがないくらいものすごくシンプルな、
「いろいろ細かいことはあるけれど、ここさえ押さえておけば、OKです。」という物のはずだが、
どうもそのシンプルさが、受け手には難しいらしく、そこら辺は私自身の今後の課題でもある。
それと同時に情報が混濁してしまうのは、自身の中の情報受信機がかなり散らばっていて、
やってくる情報にたくさんの不要な情報がべたべたとくっついてしまうような感じがする。
これはエナジェの最初の課題として取り上げているが、自分の情報領域には、自分の経験や知性、
自分の周りで起こった色々な出来事がぐっちゃり詰め込まれている。
それをきれいに整理整頓、不要な物は浄化する、
出し惜しみせずに情報を使いエネルギーを陽に変える等の、
日々のケアが足りないのではないかな~と思った。
シンプルに受けとり、それを受容すればいいだけの単なる情報に
「私は~だと思い、、、」
「これは頑張れということで。」
「今はイケイケに調子がいいでしょうが。」
等々、どこを読むとそういう情報が出てくるのか、
それ100%あなたの意見ですよね、ということをしたり顔で言う。
「貴方が思ったかどうかはどうでもいいから、このカードがどういう意味かを言ってください。」
という突っ込みどころ満載な読み手では、ちょっと困ってしまう。
カードの訓練を私はとても大切な物と思っている。
自分の不本意なカードを受け入れていくという受容性を高めるためにも、
また、気付きの訓練にも、そしてコミュニケーションの取り方や、
人様にアドバイスをする時の訓練としても、カードを通して学べることはたくさんある。
特にトートのカードは、その概念や意図するもの、
カードがもっている多彩な情報が、人生の縮図としての風格があり、
その情報を知っていることが、色々な意味で役に立つと思っている。
情報をシンプルに受け入れて、その情報をシンプルに出す。
自分の願望や、自分の強い思い込み、自分の意見ではなく、カードが意図していることを、
そのカードの通訳として表現する、自身の情報と外からの情報の分離、乖離、
客観性を保つということができるようになると、自身の軸の確立は進むと思う。
講座にご出席していただいた方々、大アルカナ、小アルカナのカードの
総復習ができる場をどこかで設けたいと思います。
それと同時に受容性がある、自身の確立を日々鍛錬してください。

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